
写真:Apple
Apple は本日、将来的には太い指で画面を隠さずに Touch ID を使用して iPhone や iPad 上のあらゆる操作を行えるようになる可能性のある特許を申請しました。
この出願(特許番号US2015/0135108、数字に興味のある方はこちら)は339ページに及び、この新技術の仕組みを詳細に説明した200枚以上の図面が含まれています。公式の(非常に簡素な)説明は「指紋センサー入力に基づいてユーザーインターフェースを操作するためのデバイス、方法、およびグラフィカルユーザーインターフェース」となっており、「親指だけで驚くべき技術を制御する」という表現よりはるかに面白みに欠けますが、USPTOは前者のスタイルを強く主張しているようです。
Appleが将来のスマートフォンやタブレットにこの技術を実際に採用すれば、Touch IDは単なる気の利いたロック解除方法ではなく、最初の2、3回は人前で操作しただけで人を驚かせるような、単なるワントリックのギミック以上のものになるでしょう。この機能がより堅牢で、ユーザーエクスペリエンスに不可欠な要素へと発展していくのを見るのは素晴らしいことです。
Touch IDの現在の用途である、スマートフォンのロック解除やApp Storeでの購入承認に加え、この特許では、指紋の動きを検知し、スワイプ方向に応じて2つのユーザーインターフェースを表示するタッチパッドについて説明されています。2つ目のインターフェースは「複数の同時実行アプリケーションの表示を含むマルチタスクユーザーインターフェース」で、現在のiPhoneではホームボタンを2回タップすると表示されます。
しかし、特許申請を見ると、Appleはさらに一歩進んで、画面をスワイプすることなく指紋スキャナーだけでこれらのUIを操作できるようにしているようです。チーズパフを食べながらスマホをいじっているときに、掃除にかかる時間を大幅に節約してくれることを期待したいところです。
出典:TechCrunch