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Googleのモバイル担当上級副社長、アンディ・ルービン氏は、SiriやiPhone 4Sをパーソナルアシスタントにするという考えにはあまり関心がないようだ。ルービン氏は、人が携帯電話に話しかけるのは少し奇妙だと述べている。「その言葉は、彼にとっての宝物だ」
「携帯電話はアシスタントであるべきではないと思います」と、ルービン氏は水曜日にAllThingsD AsiaDカンファレンスの聴衆に語った。「携帯電話とコミュニケーションを取るべきではない」と彼は付け加えた。「携帯電話に話しかけるのはある程度自然なこと」ではあるものの、ルービン氏はSiriが消費者に受け入れられるとは確信していない。「どれだけ普及するか見守るしかない」と、ウォール・ストリート・ジャーナルのテクノロジー専門家ウォルト・モスバーグ氏に語った。
そもそもSiriは「新しい概念」ではないと、Androidの開発元であるルービン氏は指摘する。他の2社がこのアイデアを検討したが、おそらくスマートフォンにアシスタントを搭載することは却下されたのだろう。ルービン氏がSiriに本当に問題視しているのは、AppleがSiriを買収し、iPhoneに搭載した点にあるようだ。あるいは、他のスマートフォンについて尋ねられた際にSiriが見せる「ちょっと待って…他のスマートフォンもあるの?」というスティーブ・ジョブズ風の皮肉も、問題視されているのかもしれない。
アンディ・ルービンは、この発言を撤回せざるを得なくなるだろう。滑稽なほど先見の明がなく、Appleに油断しているところを見られたときに、他のテック系リーダーたちが慌てて吐き出すような発言だ。あなたはどう思う?