- ニュース

写真:BMW
アップルが電気自動車プロジェクトでドイツの自動車メーカー、ダイムラーおよびBMWと契約を結ぼうとしていたが、両社との交渉は決裂した。
BMWとAppleは、約1年前から提携交渉を進めていると噂されてきた。AppleはBMW i3のカーボンファイバー製ボディを自社の車に採用したいとしていたようだが、今のところは単独で進めざるを得ないようだ。
Appleは自動運転電気自動車の製造パートナーを探していると報じられている。BMWとダイムラーが撤退したため、カナダとオーストリアに拠点を置くマグマ社がAppleのパートナーになる可能性が最も高いと、ハンデルスブラット紙は報じている。
ドイツ紙の情報筋によると、アップルとBMW、ダイムラーの協議は「誰がプロジェクトを主導するのか、そして何よりもどの企業がデータの所有権を持つのかという重要な問題をめぐって決裂した」という。
アップルは自社のクラウドソフトウェアをネットワーク対応車に密接に統合したいと考えている一方、ドイツの自動車メーカーは事業戦略の一環として顧客データの保護に注力している。ダイムラーとの協議は最近終了したが、BMWとの協議は昨年から終了している。
Apple Carの製造は、プロジェクト・タイタンの中で最も困難な部分となるでしょう。Appleは、FoxconnがiPhoneを製造・組み立てているのと同様に、製造を委託する第三者を見つけることを望んでいます。同社は最近、元テスラ副社長のクリス・ポリット氏をこの特別プロジェクトの製品設計管理者として採用しました。最終的な構想が完成次第、ポリット氏はApple Carの実際の製造を担当することになるでしょう。