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写真:Vanity Fair/YouTube
新たな報道によると、元アップルのデザイン責任者ジョナサン・アイブ氏とOpenAIは、「人工知能版iPhone」を開発するために10億ドルの資金調達を試みている。
この記事は、アイブ氏がOpenAIのCEOサム・アルトマン氏とこのプロジェクトについてブレインストーミングを行ったという以前のメディア記事を基にしている。
ジョニー・アイブとOpenAI、大手AIベンチャーへのソフトバンクの資金提供を模索
フィナンシャル・タイムズの報道によると、OpenAIとアイブ氏は日本の金融コングロマリットであるソフトバンクと同プロジェクトへの資金提供について話し合っている。
フィナンシャルタイムズの記事によると、アルトマン氏は、2019年にアップルを退社した後にアイブ氏が設立したラブフロム社にこのデバイスの開発を依頼したという。これはOpenAIにとって初の消費者向けデバイスとなる。
一方、アイブ氏はアップルを去って以来、かなり多忙な日々を送っている。最近のニュースでは、デザイン会社を設立したり、チャリティのために赤いピエロの鼻をデザインしたり、非常に高価なレコードプレーヤーを改良したりしているという。
初期のブレインストーミング
これまでの協議に詳しい人物によると、アルトマン氏とアイブ氏はまずラブフロムのサンフランシスコスタジオで、このデバイスがどのような外観になるかブレインストーミングしたという。
しかし、このデバイスが何をするのか、そしてどのような外観になるのかという詳細は、せいぜいわずかだ。報告書には次のように記されている。
彼らは、iPhone のタッチスクリーン コンピューティングの革新がモバイル インターネットの大衆市場への潜在能力を解き放ったのと同じように、AI とやりとりするためのより自然で直感的なユーザー エクスペリエンスを生み出したいと考えています。
デザインやデバイスを特定するプロセスはまだ初期段階にあり、さまざまなアイデアが検討されていると彼らは述べた。
10億ドル以上の資金調達の可能性
ソフトバンク創業者兼CEOの孫正義氏も協議に参加し、資金援助を申し出る。また、ソフトバンクが90%の株式を保有する半導体メーカー、アームの関与も提案した。
情報筋によると、OpenAI、LoveFrom、ソフトバンクはいずれもこのプロジェクトに人材と技術を提供する予定だという。
しかし、報告書は、まだ合意に至っていないと指摘している。正式発表までには数ヶ月、ハードウェアの完成までには数年かかる可能性がある。
協議に参加した3人はいずれもコメントを控えた。