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ジョージア工科大学の研究チームは、iPhoneの加速度計を利用したキーボード・キーロガー攻撃を発見したと主張しています。しかし、攻撃は非常に精密な状況で行われなければならず、また、その可能性も非常に低いため、もしこの攻撃の被害者になったとしたら、あなたはまさに地球上で最も不運な人々の一人と言えるでしょう。
まあ、彼らを「偏執的な研究者」と呼ぶのは不公平かもしれませんが、彼らはあなたの情報を入手する方法をこう主張しています。まず、攻撃者はiPhoneにキーロガーをインストールし、iPhoneの加速度計が捉えた振動を記録できるようにする必要があります。次に、iPhoneをコンピュータのキーボードから「数インチ以内」に置く必要があります。そうすることで、iPhoneのキーボードではなく、コンピュータの キーボードで入力した際の振動をiPhoneが検知できるようになります。
ジョージア工科大学コンピュータサイエンス学部の助教授、パトリック・トレイナー氏は次のように述べています。
「キーに触れるたびに物理的な振動が発生し、それが携帯電話の加速度計によって記録されます。」
不思議に思うのは、iPhoneがどうやってあの振動を文字に変換するのかということです。私のキーボードは、Bを押した時もSを押した時も同じ振動を発しているのですが、iPhoneはどうやってその違いを認識できるのでしょうか?
トレイナー氏によると、この攻撃から身を守るには、iPhoneをキーボードから少なくとも1メートルほど離す必要があるとのことです。あるいは、作業中に振動させないようにするのも良いでしょう。
この攻撃が起こる可能性は極めて低いとしながらも、トレイナー氏は「我々はただ人々に現実的に考えてもらいたいだけだ」と語る。
将来、iPhone をコンピュータのキーボードから離す予定はありますか?
[ Macworld経由]