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写真: Jim Merithew/Cult of Mac
AppleとDynamic AdvancesおよびRensselaer Polytechnic Instituteの間で長く続いていた訴訟がようやく終結したが、Appleにとってその代償は決して安いものではなかった。
ダラスに拠点を置くダイナミック・アドバンスは、2007年の特許を侵害したとしてアップルを提訴した。問題の特許はレンセラー工科大学から同社に独占的にライセンス供与されていたが、アップルはSiriに使用されている特定の音声機能で特許を侵害した。
訴訟では、Siriは実際には2011年にiPhone 4sとともに導入される前にレンセラーで開発されていたと主張している。
和解の一環として、Appleは訴訟が取り下げられ次第、Dynamic Advancesの親会社であるMarathon Patent Groupに500万ドルを支払う。さらに、条件が満たされ次第、1990万ドルを支払う予定だ。
ダイナミック・アドバンスズが受け取る資金の半分はレンセラー工科大学と訴訟費用に充てられるが、アルバニー・ビジネス・レビュー紙によると、両者はまだロイヤルティ率を詰めており、この問題は仲裁で解決される可能性があるという。アップルは今後3年間、新たな訴訟に直面することなく、この技術を使用することが認められる。
アップル社とダイナミック・アドバンスは来月、ニューヨーク北部の米国地方裁判所で裁判に出廷する予定だったが、アップル社の法務チームは休廷することになったようだ。