アナリスト:iPhoneはベライゾンの収益に悪影響を与える可能性がある

アナリスト:iPhoneはベライゾンの収益に悪影響を与える可能性がある

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アナリスト:iPhoneはベライゾンの収益に悪影響を与える可能性がある
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iPhone-Verizon

ベライゾンは悲惨だ。iPhoneの貯金箱のシェアを巡ってAT&Tを追い詰めた後、ベライゾンが今夏にCDMA版を発売する可能性があるという報道が最近出た。この発言は、懐疑的なアナリストたちにすぐに飛びついた。今度は別の専門家が、たとえベライゾンがiPhoneを販売できたとしても、その端末は収益の足かせになると指摘している。バンク・オブ・アメリカのアナリスト、デビッド・リンチ氏は月曜日、投資家に対し、iPhoneは「良い面と悪い面がある」と述べた。

「我々の見解では、市場シェアの拡大は明らかだが、価格が安定すると仮定しても、2013年までは収益の増加にはつながらない」とバーデン氏は述べている。つまり、iPhoneはベライゾンの市場シェアを押し上げるものの、ベライゾンが実際に利益を得られるのは3年後になるということだ。


アナリストによると、iPhoneの導入により、ベライゾンは2011年に33億ドル、2012年に44億ドル、2013年に52億ドルの損失を被る見込みです。さらに、iPhoneはベライゾンの1株当たり利益を2011年に0.24ドル、2012年に0.02ドル押し下げ、2013年には0.17ドル押し上げると予想されています。

AT&Tにとって、独占権の喪失は逆の効果をもたらすだろう。同社は初年度に最大の利益(1株当たり利益0.13ドルの増加)を享受し、2年目には0.11ドル、3年目には0.08ドルの増加となる。

先週、ベライゾン・ワイヤレスのCEO、イヴァン・サイデンバーグ氏は外交問題評議会の聴衆に対し、アップルに対しiPhoneの販売に関心があると伝えたと語った。そのやり取りについてはほとんど詳細を明かさなかったものの、ウォール・ストリート・ジャーナルの最近の報道を引用して、自身の最新の期待を示唆した。報道によると、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社は、ベライゾン向けに同社の象徴的な携帯電話のCDMA版を開発し、今夏に発売する可能性があるという。

興味深い報道ではあったものの、複数のアナリストがすぐに反論し、ベライゾンよりも先に新型iPhoneが中国か日本に届く可能性が高いと指摘した。シティグループのリチャード・ガードナー氏は、クアルコム製チップセットと思われる「主要部品」の発売延期により、ベライゾンのiPhone発売は2011年か2012年に延期されるだろうと述べ、懐疑的な見方を強めた。

[バロンズ経由]