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写真:ジム・メリシュー/カルト・オブ・マック
スティーブ・ジョブズは記憶に残る中で最も印象深い卒業式のスピーチの一つを行ったが、ティム・クックも来年6月に開催されるMITの2017年度卒業式でスピーチを行う際に、同じ挑戦に挑むことになりそうだ。
「クック氏のビジネスリーダーとしての輝かしさ、人間としての誠実さ、そして地域社会にとって重要な問題への情熱。彼の言葉は卒業生の心に深く響くと確信しています」と、MITのL・ラファエル・ライフ学長は述べた。「彼が卒業式に出席してくださることを大変嬉しく思います。2017年度の卒業生として活躍される日を心待ちにしています。」
MIT2017年度学長リアナ・イルツィ氏は、クック氏を「先駆者」であると同時に「世界中のイノベーターたちへのインスピレーション」と称賛した。
ティム・クック氏は、Apple CEOとしての在任期間中、LGBTの権利、環境問題、あるいは単にAppleを世界の「善の力」にすることなど、社会的・政治的な問題について積極的に発言してきた。
最近、アップルは自社のAI研究者が学術誌に論文を発表することを認めることに同意し、学術界との結びつきを強化した。これはこの秘密主義の企業にとって、ある種の転換点となるだろう。
クック氏にとって卒業式でのスピーチは日常茶飯事ではないものの、今回が初めての経験ではない。2010年には母校オーバーン大学で、昨年はジョージ・ワシントン大学の卒業式でスピーチを行い、社会に羽ばたく学生たちを歓迎した。
クック氏は、後者のイベントで、Apple の iPhone の競合製品を痛烈に批判することにも成功した。
ジョージ・ワシントン大学でのスピーチ全文は以下をご覧ください。
出典: MIT