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スティーブ・ジョブズがあなたの小さな町にやって来て、町を美しくして観光客を惹きつけるだけでなく、万一惑星が衝突した場合に地元住民に宇宙救命ボートを提供できるような、すごい宇宙船の本部を建設したいと言ったとしましょう... あなたは何と言いますか?
「もちろん!」というのがほとんどの人の答えだろう。そしてまさにそれが、クパチーノ市長のギルバート・ウォン氏が昨日の記者会見で述べたことだ。「この機会を逃すわけにはいかない」。
このプロジェクトの重要性は一目瞭然です。CEOのスティーブ・ジョブズ氏が150エーカーを超える広大なキャンパス建設を個人的に強く訴えただけでなく、まるでお気に入りのハリウッドスターを追いかけるように、クパチーノ市は新Apple本社の進捗状況を追跡することに特化したウェブサイトを開設しました。ジョブズ氏は市のリーダーたちにプレゼンテーション資料(2.3MBのPDF)をダウンロードできるように公開しました。
水曜日、ウォン市長は、2012年初頭に着工予定のこのプロジェクトを市が承認しないのではないかという疑念を払拭した。「クパチーノ市は準備万端です。ノーと言うつもりはありません」。さらに、市長は熱意あふれる挨拶でこう付け加えた。「母船はまさにクパチーノに着陸したのです」
プロジェクトの詳細が徐々に明らかになりつつある。アップルは2010年に現本社に隣接する98エーカーの土地を3億ドルで購入したが、計画は急速に拡大し、ペンタゴンさえも凌駕する規模となった。その規模にもかかわらず、アップルは建物の大部分を秘密にしておく意向のようだ。これは、普段は口を閉ざすアップルらしいやり方だ。報道によると、4階建ての建物には1万2000人の従業員が勤務する予定だが、その90%は地下にあるという。
さらに、環境保護団体から称賛を浴びそうなのは、新しいアップル本社では主に天然ガスを動力源とする発電機を使用し、公共電力はバックアップとして残す予定だということだ。
承認は確実視されていますが、クパチーノ市当局からの正式な承認は今秋まで待たなければなりません。それまでは、市のウェブサイトで最新情報をご確認ください。