T-Mobile:iPhone 4Sの不足が加入者数減少に繋がる

T-Mobile:iPhone 4Sの不足が加入者数減少に繋がる

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T-Mobile:iPhone 4Sの不足が加入者数減少に繋がる
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写真提供:Scoobyfoo - http://flic.kr/p/36jTkj
写真提供:Scoobyfoo - http://flic.kr/p/36jTkj

iPhoneの販売不振は、T-Mobile USAにとって痛手となっている。米国の通信事業者4社のうち、Appleスマートフォンを取り扱っていない唯一の通信事業者であるT-Mobileは、10月にSprint、Verizon Wireless、AT&TでiPhone 4Sが発売されたことで新規加入者数が減少したと発表した。

同社は第3四半期に12万6000人の新規加入者を獲得したが、前年同期の13万7000人から減少した。TモバイルUSAのCEO、フィリップ・ハム氏は記者団に対し、「競合他社によるiPhone 4Sの発売に関連した契約者の離脱は、引き続き懸念事項となるだろう」と述べた。

T-MobileではなくSprintが、iPhoneを取り扱う3番目の米国大手キャリアになるというニュースが報じられた直後、T-Mobileは不可解な声明を発表し、責任をAppleに押し付けるかのような印象を与えた。「Appleは、当社の高速3Gおよび4Gネットワ​​ークで動作する技術を搭載したiPhoneを開発していません」と、シニアマーケティングVPのアンドリュー・シェラード氏は述べた。Appleがサポートしたくない技術とは?それは、あまり知られていない無線規格「Advanced Wireless Services(AWS)」だ。世界中で広く利用されているCDMAやGSMとは異なり、AWSは米国とカナダの一部地域に限定されている。

既にお伝えしたように、Appleをはじめとする通信事業者にとって、北米はもはや収益の源泉ではありません。その代わりに、中国、南米、そしてアジアがホットスポットとなっています。これらの地域ではAWSではなくGSMとCDMAが利用されています。T-Mobileが、Appleが誰と提携するかはAppleの判断だと嘆くコメントを出したのに、誰も反応しなかったのも無理はありません。

しかし、T-Mobileの気持ちは理解できない。まずSprintに追い抜かれ、次にほとんどの消費者が聞いたこともないC Spire WirelessがiPhoneを手に入れた。iPhoneに関する最後の望みの一つ、AT&Tに買収されて端末を手に入れるという望みは、米国司法省だけでなく、iPhone販売業者であるSprintとC Spireによって阻まれたのだ。