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写真:Adobe
OS X LionがMac App Storeに登場した直後、Adobeは、ユーザーがアップグレード後に自社アプリケーションで経験している数々の問題の原因を、Appleの新OSのせいだと即座に非難しました。その主張の一つは、Lionがハードウェアビデオアクセラレーションを無効化することでFlash Playerに大きな影響が生じ、以前よりも大幅にCPUパワーを消費するようになるというものでした。
Adobe 社がその主張を撤回するのにそれほど時間はかかりませんでした。
Adobe はブログに投稿した声明と最初のサポート記事で、その主張を明確にしています。
Mac OS X Lion (10.7) の最終リリースでは、Mac OS X Snow Leopard (10.6) と同様に、Flash ハードウェアビデオアクセラレーションがサポートされています。以前のテクニカルノートに記載されていた、Lion でビデオハードウェアアクセラレーションが無効になっているという「既知の問題」は誤りであり、Mac OS X Lion のプレリリース版で特定の Mac GPU 構成にのみ関連するテストに基づいています。Flash Player ユーザーに Mac コンピュータで高品質な体験を提供するために、Apple と緊密に連携し続けています。
これは明らかに、Lion が Adobe が主張したような Flash キラーではなく、問題は単に Adobe のソフトウェアにあり、リリース前に Lion で適切にテストしなかったことにあることを示しています。
声明では今後のアップデートについては触れられていないものの、Adobe がまもなく Flash Player の修正プログラムをリリースすることは間違いないと思われます。
[ MacRumors経由]