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Appleが今年初めにリリースしたFinal Cut Pro Xは、控えめに言っても物議を醸しました。このアップデートにより、主力ビデオ編集アプリケーションであるFinal Cut Pro Xはついに64ビット対応となりましたが、Final Cut Pro 7およびFinal Cut Pro 8のユーザーが頼りにしてきた多くの機能が取り残されてしまいました。
実際、この騒動はあまりにも深刻で、Final Cut Pro Xの64ビット対応による速度向上を除けば、多くのビデオプロフェッショナルは、このアップデートは実質的にFCP8からのダウングレードだと考えていました。だからこそ、今日の報道はさらに信じ難いものになっています。著名なFinal Cutの専門家が、Appleが完成していたFinal Cut Pro 8の64ビット版を土壇場で打ち切ったと主張しているからです。一体どういうことでしょうか?
この発言は、RHED Pixel の創設者リチャード・ハリントン氏が、アメリカン大学の常駐映画製作者であるラリー・エンゲル氏とともに、大学の映画学生に Final Cut Pro X のトレーニングを行うというエンゲル氏の決断について最近行った講演でなされたものである。
この講演の中で、ハリントン氏は次のように述べた。
「Final Cut 8 は 64 ビット版で、完成していましたが、彼らはそれを見て、『これは私たちがやりたいことではない。これは進化的であり、革命的ではない』と言って、それを廃止したのです。」
ハリントン氏がどこから情報を得ているのかは定かではないが、もし彼の言うことが正しいとすれば、FCP8からFCPXへの移行で痛手を負った多くの映画編集者にとって、これは痛手となるだろう。生活の糧を得ているソフトウェアのアップデートに「革命的」なアップデートを求めるのは必ずしも適切ではない。
[FCP.co経由]