- ニュース
写真:ユニバーサル・ピクチャーズ
スティーブ・ジョブズにとって今週末の興行収入は、本物のジョブズが売れ行きの悪い Power Mac G4 Cube を発売して以来、最も厳しい 2 日間となった。
待ちに待ったアーロン・ソーキンの伝記映画は、結局それほど熱烈に期待されていたわけではなかったようで、公開初週末の興行収入は期待外れの730万ドルにとどまった。
自宅で興行成績を数えている人のために言っておくと、これはソーキン監督の前作『ソーシャル・ネットワーク』の初登場2240万ドルをはるかに下回り、酷評されたアシュトン・カッチャー主演の2013年公開のジョブズ映画をわずかに上回るだけだ。ひゃー!
興行収入予測によると、3,000万ドルのこの映画は、公開初週末の興行収入が1,500万ドルから1,900万ドルと予想されていました。話題作りを目的としたロサンゼルスとニューヨークでの先行限定公開では、1スクリーンあたり13万250ドルを記録し、劇場当たり興行収入としては史上15位という驚異的な記録を打ち立てました。
では、このことから何が学べるでしょうか?まず第一に、小規模なデータセットから大規模な傾向を推測するのは危険だということです。これは、映画の興行収入からApple Musicの将来に関する小規模な研究まで、あらゆる研究において注意すべき点です。
ジョブズの未亡人ローレン・パウエル・ジョブズ、ジョニー・アイブ、ティム・クック、そして最近ではウォルト・モスバーグといった面々がこの映画に否定的な反応を示したことを考えると、多くのアップルファンが、この映画がジョブズへの中傷…いや、ジョブズへの批判ではないかと懸念し、単に映画を見なかった可能性も十分に考えられる。とはいえ、過去の失敗作、複数のドキュメンタリー、そして2冊の伝記が続いた今、世界はスティーブ・ジョブズの物語を改めて語る必要などなかったのかもしれない。
今週末の惨事でスティーブ・ジョブズがオスカーレースから脱落するわけではないものの、大きな痛手となることは間違いないだろう。アカデミー賞は大ヒット映画に与えられることは稀だが、興行収入の大失敗もまた、受賞の可能性を損ねる。
今週末、スティーブ・ジョブズの映画を見ましたか? 見ましたか? 見なかった方、感想やその理由を教えてください。 ぜひ下のコメント欄にご記入ください。
出典:WSJ