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UpTo の iPhone カレンダーに対する当初のアプローチはかなり変わっていました。このアプリでは、友人や組織のカレンダーをフォローすることができ、そのイベントが自分のカレンダーに表示される仕組みになっていました。イベントに対する操作は、Facebook の投稿とほぼ同じで、いいね、コメント、そして出席を示す便利な「参加します」機能もありました。
問題は、ソーシャル要素のあるアプリが機能するには、多くの人が利用する必要があるということです。しかし、私がアプリを使ってみた限りでは、そうは思えませんでした。また、一部のユーザーはアプリが複雑すぎると感じたかもしれません。
そこでUpToは、ソーシャルなつながりではなくレイヤーに重点を置いた、抜本的な再設計を行いました。しかし、本当に改善されたのでしょうか?
美しいヒートマップと友人のイベントへのインタラクション機能はなくなりました。残ったのは、友人や組織、あるいはホワイトハウスやビデオゲームのリリースといった特定のテーマで公開されたカレンダーをフォローする機能です。この機能こそがUpToの存在意義となっています。
新機能の目玉はレイヤーです。UpToのインターフェース上で、イベントがごちゃ混ぜに表示され、スペースを奪い合うのではなく、イベントはメインカレンダーの後ろに隠れます。画面をピンチすると、フォローしている組織や友人のイベントが表示されますが、メインカレンダーにはまだ追加されていません(ボタンから各組織のカレンダーを表示することもできます)。その後は、スワイプとタップだけでイベントを追加できます。UpToカレンダーを作成したい組織向けのWebベースのパブリッシングツールは、私の知る限り、これまでと変わらず使いやすいままです。
シンプルですね。でも、まだ一つ問題があります。それは、このシステムの利用者が十分ではないということです。私の友人のほとんどはまだこのアプリのことを知りません。TechCrunchだけがこのサービスを利用しているテクノロジー系ブログです(Cult of MacのUpToカレンダーはいかがですか?)。今回のアップデートで十分なユーザーを獲得し、iPhoneの定番カレンダーとして定着するかどうか、あるいはUpToが3度目のリニューアルを迎えるかどうかは、時が経てば分かるでしょう。
iPad バージョンはまだありませんが、UpTo によるとリリース予定だそうです。
出典: UpTo