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ウクライナの開発会社 MacPaw は本日、ロシアやベラルーシなどの「望ましくない原産国」で開発され、その国に報告しているソフトウェアを識別する新しい (そして完全に無料の!) Mac アプリ、SpyBuster をリリースしました。

SpyBuster では、こうした接続をブロックして、他の国で慣れ親しんでいるのと同じプライバシー法で保護されていない可能性のある海外のサーバーに追加のデータが送信されるのを防ぐこともできます。

SpyBusterでロシアのスパイを摘発しよう

Macで利用できる人気アプリやサービス（TelegramやVK Messengerなど）の多くは、ロシア企業が所有しています。必ずしもデータを本国に送信しているわけではありませんが、その可能性はあります。（先月のウクライナ侵攻後、Telegramの関係者は、ロシアにサーバーや開発者がいることを否定しました。）

SkyBusterは、一般的なMacユーザーがこうした情報を簡単に入手できるように設計されています。システムをスキャンしてインストールされているソフトウェアを特定し、問題となる可能性のあるソフトウェアがあれば通知します。

Macから不要なアプリを削除する

SkyBusterにはシステムをスキャンする方法が2つあります。静的分析ツールは、インストールされているすべてのものを調べ、ロシアやベラルーシなどの国との関連性があるかどうかを判断します。アプリが一度も使用されていない場合でも機能します。

「アプリケーションは、当社独自に収集した検証済みリスト、バンドルID、その他の特性に基づいて、不要アプリケーションとして分類されます」とMacPawは新しいSpyBusterウェブページで説明している。

macOSソフトウェアの動作をリアルタイムで監視する動的分析ツールも搭載されています。データフローを監視し、各アプリがどのサーバー（およびどの国）に接続しているかを特定できます。

SkyBusterは「不要な接続」ポップアップも提供しています。潜在的に望ましくないアクティビティが検出されるとすぐに通知が表示され、接続を許可するか拒否するかを選択できます。

なぜ気にする必要があるのか

個人情報を保護するプライバシー法を制定している米国やその他の国とは異なり、ロシアは2016年に、ロシア企業に機密性の高いユーザー情報を6か月間、付随するメタデータを3年間保存することを義務付ける法律を可決した。

さらに、メッセージや電子メールを提供するようなオンラインサービスでは、ロシア連邦保安庁（FSB）が裁判所の命令なしにいつでもそのデータにアクセスできるようにする必要がある。

「FSBは今や、どのテック企業の現地オフィスに電話をかけるだけで、あっという間にあなたの写真やテキスト履歴にアクセスできるようになります」とMacPawは説明しています。SpyBusterは、Macユーザーがロシアのサーバーにデータを送信しないようにするために開発されました。

残念ながら、SpyBusterはすでに送信したデータを消去することはできませんが、蓄積されていくのを防ぐことはできます。アプリは今すぐ無料でダウンロードできます。