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写真:Stefan Malmesjö/Flickr CC
Apple は当然のことながら、自社製品のアクセシビリティ問題に重点を置いており、今日、そのことをもう一度思い出させてくれました。
Appleは、Microsoftを含む業界リーダー企業と協力し、点字ディスプレイの新しい規格の策定に貢献しました。この規格は、視覚障碍者によるコンピュータ操作の利便性向上を目的として、非営利団体USB Implementers Forum(USB-IF)によって発表されました。
新しいUSBヒューマンインターフェースデバイス(HID)規格により、専用ドライバーやカスタムドライバーが不要になります。さらに、開発者は様々なプラットフォームで動作するソフトウェアをより容易に開発できるようになります。
テクノロジーはアクセス可能であるべき
「テクノロジーは誰もが利用できるものでなければなりません。Appleはすべての製品をその点を念頭に置いて設計しています」と、Appleのグローバルアクセシビリティポリシー&イニシアティブ担当ディレクター、サラ・ヘリンガー氏は述べています。「Apple製品やその他のデバイスを点字ディスプレイで操作するすべての人々の体験を向上させることができると信じており、この新しいUSB-IF規格を推進できることを誇りに思います。」
「点字ディスプレイの新規格は、視覚障害者、全盲、または聴覚障害者と健聴者との間のコミュニケーションにおけるギャップを著しく縮めるでしょう」と、ヘレン・ケラー・サービスの社長兼CEO、ジョセフ・ブルーノ氏は述べています。「この規格により、これらの人々はよりシームレスにお気に入りのデバイスに接続できるようになり、周囲の世界とのつながりを支援する上で大きな一歩となります。ヘレン・ケラー・サービスは、USBインプリメンターズ・フォーラムと、Apple、Microsoft、その他のテクノロジー企業を含むそのメンバーを称賛します。」
アクセシビリティミッション
Appleは長年にわたり、自社製品のアクセシビリティ向上に取り組んできました。今月初め、Appleはグローバルアクセシビリティ啓発デーを記念し、macOS、iOS、watchOS、tvOSを障がいのある方にとってより使いやすくするための取り組みを強調しました。
新しい点字規格に関しては、Appleが開発プロセスにおいてどれほど大きな役割を果たしたかは明らかではありません。それでも、Appleが他社との違い、そしてApple独自の技術へのこだわりを脇に置き、新しい規格の採用に尽力したのは素晴らしいことです。